不思議な世界観と、モノクロームの緻密な線描で、世界中に熱狂的なファンを持つエドワード・ゴーリー(1925-2000)。75年の生涯の中でゴーリーが生み出した作品は、世界中の読者を魅了しています。日本では異色の絵本作家として知られており、『ギャシュリークラムのちびっ子たち』や『うろんな客』、『不幸な子供』などの絵本が次々と邦訳され、人気が高まっています。
細い線で描きこまれたモチーフや、押韻・造語・古語などを駆使したテキストが、シュールで不条理、時に残酷な世界観をつくりだす彼の作品は、シュルレアリスムの画家マックス・エルンストなど多くの芸術家が愛好し、トーベ・ヤンソンやティム・バートンらにも影響を与えています。本展は、ゴーリー自身がテキストとイラストの両方を手がけた絵本とその原画を中心に、挿絵の仕事や舞台と衣装デザイン、演劇やバレエのポスターなどを含む約350点の展示で、ゴーリーの多彩な制作の全容に迫る、日本初の本格的な回顧展です。
開催概要
公式サイト | http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/2016gorey.html |
期間 | 2016年9月8日(木)~10月23日(日) 休館日 月曜日(ただし、祝日の9月19日、10月10日は開館) |
時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
会場 | 下関市立美術館 |
住所 | 山口県下関市長府黒門東町1-1 |
料金 | 一般800円(640円)/大学生600円(480円) ※()内は、20名以上の団体料金。 |
関連グッズ
MOE特別編集 エドワード・ゴーリーの優雅な秘密 (白泉社ムック)
posted with ヨメレバ
MOE編集部 白泉社 2016-03-31