「リボンの騎士」が発表されるもっと前に、ストーリーのある少女漫画が描かれていたのはご存じですか?手塚治虫よりも前に、締切りが迫り、編集者が泊まり込むような状態で、当の本人は捻り鉢巻きで徹夜をしながら漫画を描いていた人物がいたのはご存知でしょうか?
松本かつぢ――1904(明治37)年、神戸市に生まれた彼は、1928(昭和3)年頃から雑誌に抒情画や漫画の連載を始めました。その後、名作絵本に童画を描いたり、最晩年にはキャラクターデザインを手がけたりと、戦前から戦後にかけて活躍したマルチクリエイターでした。しかし、彼の描いた作品を目にしたことは多々あるのに名前が知られていないのは、彼の活躍が多岐にわたっていたが故に、どの分野にも属さなかったからかもしれません。
今年は松本かつぢが亡くなって30年になります。これを機会に、兵庫県出身の偉大な作家の活躍をぜひ知ってください。
開催概要
公式サイト | http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/4000020/4000144.html |
期間 | 2016年10月28日(金)~2017年2月20日(月) 休館日:毎週水曜日(2016年11月23日、2017年1月4日は開館)、2016年12月29日~31日 |
時間 | 9時30分~17時(入館は16時30分まで) |
会場 | 手塚治虫記念館 2階企画展示室 |
住所 | 兵庫県宝塚市武庫川町7番65号 |
料金 | 大人 個人:700円 団体(10人以上):560円 学生(中学生・高校生) 小人(小学生) 個人:100円 |
※開催場所・期間は変更となる場合があります。必ず出発前に公式サイトにて最新情報をご確認ください