昭和初期「講談社の絵本」原画
昭和11年(1936)12月『乃木大将』の刊行によって幕を明け、同17年までに203冊が次々と出版された『講談社の絵本』。このシリーズは、昭和34年(1959)までに総部数7000万部が発行され、数多くの幼少年に愛読されました。
講談社の創業者である野間清治(1878~1938)は、子供たちのために質の高い絵本をつくろうと考えていました。題材となる昔話や偉人の選定には慎重に時間をかけ、色彩豊かで確かな描写の原画を手に入れるために当時第一線で活躍中の画家たちに制作を依頼しました。『講談社の絵本』は、いわば野間の熱意と夢の結実であり、創刊後80年の今なお、装いをあらためて刊行され続けています。
主な展示作品
・斎藤五百枝《桃太郎》・米内穂豊《金太郎》・鴨下晁湖《舌切雀》・本田庄太郎《孫悟空》
・広川操一《鉢かつぎ姫》・笠松紫浪《一寸法師》 ほか
※展示作家・作品は変更する場合あり
開催概要
公式サイト | http://www.nomamuseum.kodansha.co.jp/installation/ |
期間 | 2016年10月29日(土)~12月18日(日) 展示期間中の 月・火曜日 (祝休日の場合は水曜日以降に振替) は休館 |
時間 | 午前10:00~午後5:00(入館は閉館の30分前まで) |
会場 | 講談社野間記念館 |
住所 | 東京都文京区関口2-11-30 |
料金 | 一般500円、中・高・大学生300円(小学生以下無料) |
※開催場所・期間は変更となる場合があります。必ず出発前に公式サイトにて最新情報をご確認ください